「”つくってみたい”を一緒に実現したい!」自分ブランドの食品・飲料製品づくりにチャレンジするお客様への総合容器メーカーのトータルサポートとは

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東洋製罐グループホールディングス株式会社のグループ会社、東洋製罐株式会社のテクニカルセンターは、2022年7月より「未来の食をつくる場」として食品・飲料のレシピ開発から製品化までトータルでサポートする「Future Foods Labo. -ふふら-」のサービスを提供しています。

「ふふら」は、大手からクラフト系の食品・飲料メーカーをはじめ、外食産業、スタートアップのフードテック企業、大学、国立の研究所、調理師専門学校など幅広い顧客を対象にしています。「ふふら」のサービスを利用することで、食品・飲料のレシピ開発から少量試作までを食品は1個、飲料は1ケース(24本)の少量から行うことが可能となります。


-「Future Foods Labo. -ふふら-」のサービス・設備概要-

「ふふら」では、食品・飲料製品の各種テスト、サンプル試作が可能だ。総合容器メーカーらしく、扱う容器のレパートリーも多い。


「ふふら」の試作設備全体像と新たに導入した食品用途のテストキッチン



「ふふら」を運営する意義や想い、今後の展望について、東洋製罐株式会社 技術開発統括室長 福江 啓司と同社 基盤技術開発部 主査 澤田 誠に話を聞きました。


左から、福江、澤田


「ふふら」のサービス立ち上げのきっかけは何でしょうか?


(澤田):かつては、飲料・食品メーカー様に対して容器を販売するための無償サービスとして試作品の受託充填を行ってきました。

当時の名称は「内容物開発室」でしたが、2022年7月に、食品用途のテストキッチンなどを導入し、「Future Foods Labo. -ふふら-」として一新しました。


「ふふら」立ち上げのきっかけは、大手外食メーカー様からレトルト食品の開発サポートを依頼されたことです。

2019年より製品開発のサポートを開始し、複数回にわたるテスト・調整の結果、2021年に製品を上市することができました。この時の取り組みも容器販売のための無償サポートでしたが、お客様から当社のサポート力が評価されたことで、継続的な容器購入と開発依頼を頂いています。


この経験により、食品加工、調合、充填・密封、殺菌といった様々な技術を提供するサービスは、これらの知見を持たないお客様にとって、非常に価値があるものと認識しました。


(福江):「ふふら」立ち上げにあたっては、サービスを必要とする、より幅広い顧客層にアプローチすることで新たな価値を創出し、新しい食材や製品の開発、フードロス削減、アップサイクル、地方創生の支援など、より社会のためになることをしていきたいといった想いが根底にあります。


また、「ふふら」立ち上げにより、容器販売と切り離して、製品開発サービスそのものを販売するという形で収益を上げる新しいビジネスモデルの構築にチャレンジ出来るのではないかと考えました。


飲料充填設備。清涼飲料やアルコール飲料(スピリッツ・リキュール)の試作が可能


立ち上げにあたっては、どのような点に苦労されたのでしょうか?


(澤田):メンバーの理解と共感を得ることに時間をかけて進めてきました。

容器販売ではなく、製品開発サービスで収益を上げるという取り組みは当社にとって初めての試みでしたので、最初はメンバー間で意見が衝突することも多々ありました。


そのため、「ふふら」のサービスを展開する上で、まず、目的・ターゲット・コンセプト等の骨子をしっかりと話し合って決めました。骨子を決めたことで、メンバー間で異なる意見が多少あってもお互いに受け入れて進めることができました。


「ふふら」の強みは何でしょうか?


(福江):第一に、当社は1917年の創業から100年以上にわたり様々な容器を製造してきました。いわば、お客様の大事な「中身」をずっと守り続けてきたということです。

長い歴史の中で培ってきた食の安全性に関するノウハウには絶対の自信があります。「ふふら」にはそのノウハウが大きく活かされています。


そして、試作品の受託充填に関して言えば、当社は30年以上にわたりサービスを提供してきました。そのため、食品加工に関するノウハウも豊富にあります。


例えば、中身を殺菌するのにレトルト(加圧加熱殺菌)という方法がありますが、牛肉を単純にレトルトパウチに封入してから、蒸気等で熱を加えていくとどんどん固くなっていき、食べてもおいしくありません。

しかし、当社が持つノウハウとして、あるひと手間を加えることで、牛肉は柔らかいままおいしさを保つことができます。

味はお客様が決めますが、当社は熱のかけ方や準備の仕方など、「中身の変化」をコントロールするノウハウを持っています。


このように、当社では豊富なノウハウを活用して、お客様の求める味を実現するために様々なアドバイスができる点が強みです。


レトルト釜。充填した製品を蒸気にかけ中身を殺菌する


かつては大量生産の時代でしたが、最近はクラフト飲料など、少量の製品を自分たちでつくってみたいという方も増えてきた印象ですね。

「ふふら」でも小ロットのお客様をメインのターゲットにされているとお聞きしました。今後の展開について教えてください。


(澤田):今は外食産業や蔵元、インフルエンサーの方など、様々なお客様が自分たちで製品を作れる時代になってきています。


当社が大手のお客様との取り組みの中で培ってきた技術を、この分野の知見を持たないお客様に対してサービスを提案すれば、サービスの価値を最大化できます。最初は小ロットですが、お客様が大きく成長されたら本業の容器販売にも貢献できると考えます。


また、現在、技術力のあるフードテック系のスタートアップとの共創やオープンイノベーションの取り組みを行っていますが、容器販売のみを考えていたら、売上の面で、このような小ロットのお客様との取り組みは実現出来なかったと思います。


缶と蓋を巻き締めるテスト設備。巻き締めは高い技術が求められ、絶妙な調整が必要だ


(福江):外食産業のお客様へのご提案にも力を入れていきます。例えばレトルトパウチは、事前にレトルト食品製造に関する研修を受けていただき、設備導入いただければ、レストランの片隅の小さなスペースでも製造可能です。


食材をレトルトするだけで、保存料のいらない無添加の保存食ができます。レトルトの方法を知らないお客様に広くご提案することで、フードロスといった社会課題の解決にも有効と考えています。


(澤田):レトルト食品では難しい、柔らかくジューシーな肉製品、プラントベースの代替肉製品、スイーツ製品、未利用魚を利用した製品等の取り組みも増やしたいと考えています。


現在、様々なフードテック系のスタートアップ企業との取り組みを進めていますが、「ふふら」は、未来の食をつくる場ですので、培養肉、精密発酵、3Dプリンタ等のフードテック技術を活用した、まだ見たことの無い、価値ある製品作りのサポートを実施していきたいですね。


最後に一言お願いします。


「ふふら」の由来は、「ふらっと立ち寄れる食と想像の場」からきています。ちゃんと商標登録もしています。

文字どおり、お客様が「こういうものを作ってみたい」など思い立った時にふらっと立ち寄っていただき、一緒に一から製品をつくりあげて、世の中にポジティブなインパクトを与えることができたらうれしいと考えています。

是非、お問い合わせいただきたいと思います。


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※東洋製罐株式会社は、アジア最大級の国際食品・飲料展であるFOODEX JAPAN 2023(2023年3月7日~10日開催)に「ふふら」を出展します。是非、ブースにお立ち寄りください。

https://www.jma.or.jp/foodex/


・出展に関する詳細については、以下のプレスリリースをご参照ください。

-「ちょっとつくってみたい」を実現するサービス-

「FOODEX JAPAN 2023」に「Future Foods Labo. -ふふら-」が出展」

2023年3月7日~10日、東京ビッグサイト